チュートリアル
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覚書

覚書はシンプルで小さなメモ帳です。

「Data converter」という覚書データとnotePadデータを変換するアプリを下記リンクより無料でダウンロードしていただけます。
このアプリには、複数のMacの覚書データ、もしくは複数のnotePadデータを一つのデータにする機能もついています。説明書は添付していませんが、表示されるパネルの案内にしたがっていけば大丈夫だと思います。
このアプリは英語と日本語をサポートしています。

Dec 25, 2011

Data converter

【バージョン 1.6 のご案内】
現在、アップルへ提出中のバージョン 1.6 では、すべてのメモの中から検索することができます。リリースまでしばらくお待ちください。


右下のチェックボックスをチェックすると検索フィールドが現れます


検索したい文字列を入力して[enter]キーを押すとリストに該当メモのタイトルが表示されます。
  • タイトルをクリックすると、そのメモを表示します
  • 検索結果に戻るには再びチェックボックスをチェックします
  • 入力する文字列が日本語などの場合は、確定後に2度[enter]キーを押す必要があります。

バージョン1.5の特徴

バージョン 1.5 の変更点は次のようになります。

  • フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語のサポートを追加しました。
  • メール機能を追加しました。
  • アイコンを変更しました。

作成日: 2009年8月 公開日: 2010年8月 著作権: Copyright © 2009-2011 viva Cocoa. All rights reserved.

はじめに 【重要】

覚書のメモの1行目は、ひとつ前のメモの1行目と同じフォント、色、大きさになります。これは覚書に利用したCocoaビューパーツの仕様ですが、私は始め、この仕様を変更できないか試みました。しかし、よく考えてみれば、このままのほうが便利だと気づきました。新しいメモは、ひとつ前のメモの1行目のフォント・スタイルは引き継ぎますが、ひとつ前のメモの2行目以降は引き継ぎません。つまり、新しいメモに変更を加えなければ、メモは1行目のフォント・スタイルを2行目以降もたもちます。
1行目を、あなたの好みのフォントにさえしておけば、次のメモ、次のメモへと、新しいメモに、そのフォント・スタイルが引き継がれます。

一つ前のメモとは次のものをさします。

  • 新規メモを既存のメモの先頭に追加する場合は、それまで先頭だったメモ (この形がデフォルトになっています。)
  • 新規メモを既存のメモの最後に追加する場合は、それまで最後だったメモ。

なお、この2つは環境設定パネルで選べます。そして再起動せず、すぐに有効になります。

チュートリアル

ここからは、チュートリアル形式で使い方を説明します。


■ はじめてのメモ

覚書を初起動した時には、何も書かれていないメモをひとつ用意して、すぐに入力できるようになっています。

では、明日の予定、ToDoでもメモしてみましょう。テキストを書き加えたり、削除した場合には、ウィンドウの左上のクローズボタンに黒いドットがあらわれます。この黒いドットは書き加えたりしたデータが、まだ保存されていないことをあらわしています。「ファイル」メニューで「保存」を選ぶか、[command + S]キーを押すと、データが保存されて黒いドットが消えます。

ウィンドウの下段の「1 of 1」は「何番目のメモ of メモの総数」をあらわしています。

ウィンドウの右下にはメモの1行目が、そのメモのタイトルとしてあらわれます。



■ メール送信

では、ToDoをiPhoneなどの携帯電話に送ってみましょう。ウィンドウの「メール」ボタンをクリックすると、メモのタイトルを件名に、メモの本文を本文にしたメールが自動で出来上がります。あとは送信先と送信元を指定して送るだけです。

なお、notePadのウィンドウは、デフォルトでは最後に使用した時の位置と大きさを記憶しています。そして再び起動した時には最後の位置と大きさに表示されます。もしウィンドウをセンターに表示したい場合には、環境設定パネルで「中央」を選んでください。この設定は、次の起動時から有効になります。



メール送信やデータの同期などは、「iCloud」の仕様が明確になってくると共に、大きく変わることになるだろうと思います。また、ウィンドウのサイズは最小で横480px縦270px、最大で横480px縦720pxです。横は常に480pxに固定されています。


■ メモの削除

さきほど送信したメモはどうしましょうか。何かのために残しておいても良いし、削除しても良いと思います。

削除するにはnotePadの「−」ボタンをクリックします。するとアラート・シート (警告シート) が降りてきます。そして本当に削除する場合は「削除」を、取りやめる場合には「キャンセル」をクリックします。ここでは削除を選んでください。すると「明日すること」というメモは削除されて「0 of 0」になるところですが、自動的に新しいメモが用意されて、また「1 of 1」に戻ります。



■ スマートリンク

覚書はURLやメールアドレスを自動で判別してリンクを張ります。このことを「スマートリンク」と呼ぶらしいです。ここでは銀行の口座リストを作ってみましょう。この口座リストは私自身のおすすめで、結構便利に使えます。

URLやメールアドレスは入力後に改行をするとリンクが有効になります。



現在、OS X 10.7とXcode4.1で作成した場合、10.7ではスマートリンクは有効に働きますが、10.6ではスマートリンクは無効になるみたいです。当アプリも10.7ではスマートリンクは有効に働きますが、10.6では無効になってしまいます。


■ メモを追加する

つぎに、メモを追加してみましょう。ウィンドウ下部の「+」ボタンをクリックすると、新しいメモが用意されます。右横の数字欄には「1 of 2」と表示されることでしょう。これは覚書が新規メモを先頭に追加するようになっているからです。なおこの設定は環境設定パネルで「最後に追加」に変更できます。その場合、数字は「2 of 2」と表示されます。
メモがウィンドウに入りきらなくなると自動的にスクロール・バーがあらわれます。あるいはリサイズ・ボタンをクリックしてウィンドウを最大化しても良いでしょう。



■ メモの閲覧その1

これでメモが2枚になりました。ウィンドウ下部の「◀」ボタンと「▶」ボタンをクリックしてみてください。それぞれ「前のメモ」「次のメモ」に移動できます。それ以上メモがなくもう移動できない場合は、それぞれのボタンはクリックできなくなります。現在のところメモはまだ2枚だけなので、行ったり来たりするだけですね。

メモの追加を「先頭」か「最後」だけにしたのは、以前に何番目かを指定して追加する方式をとっていたのですが、頭が混乱するだけで、効果的とは言えなかったからです。


■ メモの閲覧その2

「1 of 2」という数字の右に「横三本線」のボタンがありますね。これをクリックしてみてください。するとウィンドウがメモの一覧 (リスト) に切り替わります。このなかから閲覧したいメモをクリックすれば、そのメモが表示されます。また「三本線」ボタンの替わりにあらわれた「×」ボタンをクリックしてもメモ画面に戻れます。そして、このリストビューではリスト項目をドラッグ&ドラッグしてメモの順序を変えることができます。
なお、ここで、ウィンドウが最大化しているのは、見てもらうために、わざとしただけです。リストを表示するとウィンドウが最大化するということはありません。



■ メモの閲覧その3

閲覧の最後はポップアップボタン (ポップアップメニュー) です。リスト・ボタンの右側のタイトルにマウスポインターを持って行ってください。これがボタンであることが分かります。そしてクリックするとポップアップメニューがあらわれます。このなかから見たいメモをクリックすると、そのメモが表示されます。



■ 覚書の終了

覚書を終了させるには次の3つの方法があります。

  • 「覚書」メニューから「覚書を終了」を選ぶか、[command + Q]キーを押す
  • 「ファイル」メニューから「閉じる」を選ぶか、[command + W]キーを押す
  • ウィンドウのクローズ・ボタンをクリックする

■ 保存シート

終了する際に保存できていないデータがある場合はアラートシートがあらわれます。アラートシートの各ボタンの説明をすると次のようになります。

保存
未保存のデータを保存してアプリケーションを終了する
キャンセル
アプリケーションの終了じたいを取りやめる。未保存のデータは、保存されないままになる
保存しない
未保存のデータを保存しないまま、アプリケーションを終了する。なお、このボタンを使えば、間違えてメモを削除してしまった場合でも、[command + S]などで保存していないかぎり、削除メモも戻ってくる。ただし、その他のメモに加えた未保存の変更も元に戻ってしまう。

お疲れ様でした

簡単にでしたが、これで覚書の説明を終わります。工夫次第で色々と使えると思います。あなたが、このアプリを楽しんでもらえることを願っています。




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