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WindowsのC/C++開発環境

wxWidgetsでビルドしたアプリケーションに任意のアイコンをつけたくて色々調べているうちにCood Blocksに出会いました。

Code BlocksはVisual Studioなどと同じようなIDE(Integrated Development Environment、統合開発環境)です。略してC::Bとも呼ばれています。Visual Studioに比べるとシンプルで軽量です。

このC/C++チュートリアルではあくまでも手書きにこだわってIDEを使用してきませんでしたが、ここでは、手書き用のMsysと統合開発環境のCode Blocksの両方を使うことにしました。統合開発環境の一番大きなメリットはGUIをペイントアプリケーションのようにドラッグアンドドラッグで作れるGUIビルダーがついていることでしょう。

またCode Blocksのインストールで色々苦労しているうちに、もっとシンプルにC/C++コンパイラーをインストールする方法も分かりました。

wxWidgets


wxWidgets は、C++ で書かれた、人気のあるクロスプラットフォームな GUI アプリケーション・フレームワークです。


クロスプラットフォーム

クロスプラットフォーム(cross-platform)とは、Windows、macOS、Linux などの異なるオペレーティングシステムで、同じソースコードのプログラムを実行できる仕組みのことです。多くの場合、同じソースコードファイルを、それぞれの OS 上で、コンパイルするだけで実行できます。


GUI アプリケーション・フレームワーク

フレームワーク(framework)とは、何かをするために便利なように作られた関数などを集めたものです。GUI アプリケーション・フレームワークは、GUI アプリケーションを作るためのフレームワークです。


C/C++コンパイラ


MinGW のインストール

C/C++プログラミングをするためには、C/C++コンパイラが必要です。コンパイラとはソースコードを機械語に変換するプログラムです。

Windows用のC/C++コンパイラは色々とありますが、このC/C++チュートリアルでは、MinGW(Minimalist GNU for Windows)というコンパイラを使っています。

従来は、MinGWとMsys2(WindowsでLinuxのように使えるターミナル(terminal、端末))の両方をインストールしていました。Msys2でMinGWを使えるようにするコマンドでは、別にインストールしたMinGWのコンパイラを読み込んでいるだけだと思っていたのです。

ところが、そのコマンドはMsys2に新しいMinGWをインストールしていることに気づきました。MinGWを単体でインストールする必要はありません。Msys2からインストールするだけで大丈夫です。


MSysのインストール

次のサイトから msys2-i686-20190524.exe (32bit Windows用) か msys2-x86_64-20190524.exe (64bit Windows用) をダウンロードします。

MSYS2 homepage

次にお使いのシステムに合ったどちらかのインストーラーを実行します。インストールする場所はデフォルトのままにしてください。

インストール後、自動的にMSys2のコンソールが表示されますが、一旦閉じてください。 そして、スタートメニュー → すべてのプログラム → MSYS2 64ibt(もしくはMSYS2 32bit)からお使いのWindowsに合わせて、MSYS2 MinGW 64-bit(もしくは MSYS2 MinGW 32bit)のコンソールを開き直してください。

デスクトップにMSys2のショートカット作りたい場合は、システムに合わせて C:¥msys64¥mingw64.exe C:¥msys32¥mingw32.exe のショートカットを作ってください。

32bit WindowsでもMsys2 64bitコンソールを起動することができますが、コンパイラをインストールしたり、コンパイラを使ったりすることはできません。


コンパイラのインストール

Msys2を起動して次のコードを実行してください。


g++ --version
bash: g++: コマンドが見つかりません

// C/C++コンパイラのインストールコマンドは64bitと32bitで違います
// 64bit Windowsの場合
pacman -S mingw-w64-x86_64-toolchain
選択して下さい (デフォルト =all):    // 左ように表示されたらエンターキーを押します

$ g++ --version
g++.exe (Rev2, Built by MSYS2 project) 8.3.0
Copyright (C) 2018 Free Software Foundation, Inc.
This is free software; see the source for copying conditions.  There is NO
warranty; not even for MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE.

// 32bit Windowsの場合
pacman -S mingw-w64-i686-toolchain
選択して下さい (デフォルト =all):    // 左ように表示されたらエンターキーを押します

$ g++ --version
g++.exe (Rev1, Built by MSYS2 project) 7.4.0
Copyright (C) 2017 Free Software Foundation, Inc.
This is free software; see the source for copying conditions.  There is NO
warranty; not even for MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE.
    

これで、Msys2ターミナルでC/C++コンソールアプリケーションを作れるようになりました。


Windowsの環境変数に次のパスを追加するとWindowsのコマンドプロンプトでもC/C++コンパイラが使えるようになります。
Code Blocksでプログラミングする場合にはこの設定が必要です。

64bit Windowsの場合
C:\msys64\mingw64\bin
32bit Windowsの場合
C:\msys32\mingw32\bin

// 64 bit Windowsの場合
C:\Users\hogehoge>g++ --version
g++ (Rev2, Built by MSYS2 project) 8.3.0
Copyright (C) 2018 Free Software Foundation, Inc.
This is free software; see the source for copying conditions.  There is NO
warranty; not even for MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE.

// 32 bit Windowsの場合
C:\Users\hogehoge>g++ --version
g++ (Rev1, Built by MSYS2 project) 7.4.0
Copyright (C) 2017 Free Software Foundation, Inc.
This is free software; see the source for copying conditions.  There is NO
warranty; not even for MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE.
    

これで、コマンドプロントでもC/C++コンソールアプリケーションを作れるようになりました。


テキストエディターとしてEmacsを使いたい方も多いと思います。Msys2にEmacsをインストールするには次のようにします。


$ emacs --version
-bash: emacs: コマンドが見つかりません

$ pacman -S emacs

emacs --version
GNU Emacs 26.2
Copyright (C) 2019 Free Software Foundation, Inc.
GNU Emacs comes with ABSOLUTELY NO WARRANTY.
You may redistribute copies of GNU Emacs
under the terms of the GNU General Public License.
For more information about these matters, see the file named COPYING.

// Emacsで自動バックアップを作りたくない場合は、ホームディレクトリに次の内容の.emacsというファイルを作ります。
(setq make-backup-files nil)
(setq auto-save-default nil)

// Msys2を起動した画面がホームディレクトリです。パスで言えば次のとおりになります
C:\msys64(もしくはmsys32)\home\ユーザー名
    


はじめの一歩

もっとも簡単なCとC++のソースコードと、そのコンパイル方法と実行方法です。

Cのサンプル
hello.c


#include <stdio.h>

int main()
{
    printf("Hello C!\n");
    
    return 0;
}
    

// コンパイル
gcc hello.c -o hello

// Msys2での実行
./hello
Hello C!

// コマンドプロンプトでの実行
hello
Hello C!
    

C++のサンプル
hello.cpp


#include <iostream>

int main()
{
    std::cout << "Hello C++!" << std::endl;
    
    return 0;
}
    

// コンパイル
g++ hello.cpp -o hello

// Msys2での実行
./hello
Hello C++!

// コマンドプロンプトでの実行
hello
Hello C++!
    


wxWidgets のインストール

Msys2に次のように入力して wxWidgets がインストールされているか確認します。コマンドプロンプトでwxWidgetsを操作することはできません。


wx-config --version
-bash: wx-config: コマンドが見つかりません
    

インストールされていなければ、次のサイトから Latest Stable Release: 3.0.4 の Windows Installer をダウンロードしてください。
Donwnloads - wxWidgets

ダウンロードした wxMSW-3.0.4-Setup.exe をダブルクリックして起動します。インストール場所はデフォルトままにしておきます。このインストーラーは必要なファイルを解凍するだけで実際のインストール作業はしません。Msys2に次のように入力してインストールします。


cd C:
cd wxWidgets-3.0.4
./configure --disable-shared --enable-unicode
    

次のように表示されればコンフィギュアは成功です。


Configured wxWidgets 3.0.4 for ‘x86_64-w64-mingw32’

  Which GUI toolkit should wxWidgets use?                 msw
  Should wxWidgets be compiled into single library?       no
  Should wxWidgets be linked as a shared library?         no
  Should wxWidgets support Unicode?                       yes (using wchar_t)
  What level of wxWidgets compatibility should be enabled?
                                       wxWidgets 2.6      no
                                       wxWidgets 2.8      yes
  Which libraries should wxWidgets use?
                                       STL                no
                                       jpeg               builtin
                                       png                builtin
                                       regex              builtin
                                       tiff               builtin
                                       zlib               sys
                                       expat              sys
                                       libmspack          no
                                       sdl                no
    

続いて make と make install をします。


make
-bash: make: コマンドが見つかりません

pacman -S make

make
// make はかなり時間がかかります。
make[1]: ディレクトリ ‘/c/wxWidgets-3.0.4/utils/wxrc’ から出ます
// 上記のように表示されてプロンプトに戻れば make は完了です


make install

// 次のように表示されればインストールは成功です
 ------------------------------------------------------

 The installation of wxWidgets is finished.  On certain
 platforms (e.g. Linux) you’ll now have to run ldconfig
 if you installed a shared library and also modify the
 LD_LIBRARY_PATH (or equivalent) environment variable.

 wxWidgets comes with no guarantees and doesn’t claim
 to be suitable for any purpose.

 Read the wxWindows Licence on licencing conditions.

 ------------------------------------------------------

cd
wx-config --version
3.0.4
    


はじめの一歩

もっとも簡単なwxWidgetsのソースコードと、そのコンパイル方法と実行方法です。

hello.cpp


#include <wx/wx.h>

class Hello : public wxFrame
{
public:
    Hello();
};

class App : public wxApp
{
public:
    virtual bool OnInit();
};

Hello::Hello() : wxFrame(NULL, -1, wxT("Hello wxWidgets!"),
                         wxDefaultPosition, wxSize(400, 250))
{
    Center();
}

IMPLEMENT_APP(App)

bool App::OnInit()
{
    Hello *hello = new Hello();
    hello->Show();

    return true;
}
    

コンパイルと実行


// コンパイル
g++ hello.cpp `wx-config --cppflags --libs` -o hello

// 実行
 ./hello

// フォルダを開いて hello.exe をダブルクリックして実行することもできます。
// hello.exe をデスクトップなどへ移動してもダブルクリックで実行できます
    


wxWidgetsの削除

ここから少し重要なことですが、インストールしたwxWidgetsを削除します。

./configureでインストールしたwxWidgetsはMsys2の中にコピーされています。 C:にインストールしたwxWidgetsはなくても大丈夫です。というか、Code BlocksでwxWidgetsを使うには、wxWidgetsをインストールし直す必要があります。wxWidgesのフォルダ名を別の名前にしてもう一つインストールすることもできますが、間違えやすいので思い切って削除します。

コントロールパネルの「プログラムのアンインストール」でwxWidgets-3.0.4をアンインストールします。

コントロールパネルで削除しても、C:にはまだファイルは残っています。C:のwxWidgets-3.0.4も削除します。

Msys2で前のhello.exeを削除してhello.cppをコンパイルし直してください。正常にコンパイルできることでしょう。


Code Blocksのインストール

さて、いよいよCode Blocksのインストールです。アプリケーションに独自のアイコンをつける方法を探しているうちに出会いました。

独自アイコンをつけるならVisual Studioを使えば良いのですが、できるだけ手書きでプログラミングして、重いIDEは使いたくなかったので、Code Blocksを使うことにしました。

Code BlocksはVisual Studioに比べるとシンプルで軽量です。ただし、最新版でも2017年リリースですので、今後も使い続けるには不安があるかもしれません

そのうちVisual StudioでもwxWidgetsプログラミングをしようかなと思っています。

次のサイトから Downloads ページへ移動して Download the binari releaseをクリックします。次に表示されたページから codeblocks-17.12-setup.exe をダウンロードします。

Code::Blocks

このダウンロードページを見ても分かるとおり、Code BlocksにはLinux版やmacOS版もあります。


wxWidgetsのインストール

まず、先ほどダウンロードしたwxWidgets-3.0.4をもう一度インストールします。
wxMSW-3.0.4_Setup.exe をダブルクリックして、デフォルトのとおりC: にインストールしてください。

先ほども言いましたが、このインストーラーは単に必要なファイルをC:に解凍しているだけです。今度はコマンドプロントを起動して次のようにインストールします。Msys2ではありません、コマンドプロンプトです。間違えないようにしましょう。

なおWindowsの環境変数にC:\msys64\mingw64\binもしくはC:\msys32\mingw32\binが登録されていることが前提です。また 今度のwxWidgets-3.0.4ディレクトリはそのまま残しておかなければなりません。


C:\Users\hogehoge>cd C:\wxWidgets-3.0.4\build\msw

C:\wxWidgets-3.0.4\build\msw>

mingw32-make -f makefile.gcc SHARED=0 UNICODE=1 BUILD=release

// コンパイルされるまでに30分ほどかかると思います
// 最後に
// ranlib ..\..\lib\gcc_lib\libwxmsw30u_gl.a
// などと表示されてプロンプトに戻れば、インストールは成功しています
// 最後に erro 1 などと表示された場合は、インストールは失敗しています
    


Code Blocksのインストール

先ほどダウンロードした codeblocks-17.12-setup.exe をダウブルクリックしてください。インストール場所はデフォルトのままでも構いませんが、私は C:\CodeBlocks にしました。

次のように表示されたらとりあえず「いいえ」としておきます。

日本語化パッケージを次のサイトなどからダウンロードします。 Code::Blocks 日本語化の詳細情報 : Vector ソフトを探す!

解凍したフォルダの中の local フォルダを Code Blocks の CodeBlocks\share\CodeBlocks に入れます

Code Blocksを起動します。おそらくデスクトップにショートカットができていると思います。


とりあえず OK します

とりあえず OK します

起動したら、Setting メニューから Environment... を選びます。


左ペインから View を選び、Internationalization にチェックを入れ Japnese を選びます。そして OK ボタンをクリックします

Code Blocksを一度終了します。


Yes をクリックします

もう一度起動すると Code Blocks が日本語化されています

設定 メニューから 環境(E)... を選びます。


左ペインから環境変数を選び、追加ボタンをクリックします。キーを WX、値をwxWidgets-3.0.4のディレクトリにします。そして OK をクリックします

設定 メニューから コンパイラ(C)... を選びます。


左ペインから「グローバルなコンパイラ設定」を選び、「コピー」をクリックします。名前を WX などの任意の名前にし「デフォルトに設定」をクリックします

同じ画面で「リンカ設定」タブをクリックします

追加ボタンをクリックして次の項目を追加します

同じ画面で「ディレクトリの検索」タブをクリックします

追加ボタンをクリックして C:\wxWidgets-3.0.4\lib\gcc_lib\mswu を追加します

同じ画面で「Toolchain実行ファイル」タブをクリックします

コンパイラのインストールディレクトリを次のように設定します

32bit Windowsの場合
C:\msys32\mingw32
64bit Windowsの場合
C:\msys64\mingw64

そして「プログラムファイル」を次の図を参考にして設定してください

最後にOKボタンをクリックして、この画面を閉じます

設定メニューからデバッガ(D)...を選びます。


左ペインから Default を選び実行パスを次のように設定して、OK ボタンをクリックします

32bit Windowsの場合
C:\msys32\mingw32\bin\gdb.exe
64bit Windowsの場合
C:\msya64\mingw64\bin\gdb.exe

設定メニューからグローバル変数(G)...を選びます


新規ボタンで wx という変数名を登録して、上記の画面を参考にして base と include と libを設定してください。そして閉じるボタンをクリックします


はじめの一歩

Code Blocksで最初のアプリケーションを作ります

Code Blockの「ファイル」メニューから「新規」→「プロジェクト..」を選び、表示された画面から wxWidgets project を選んで GO ボタンをクリックします

次の画面では Next をクリックします

次の画面では wxWidgets 3.0.x を選び Next をクリックします

次の画面ではタイトルを任意の名前、フォルダを任意のフォルダに設定して Next をクリックします

次の画面ではとりあえず空欄のまま Next をクリックします

次の画面では「優先する GUI Builder」を None に、アプリケーションタイプをフレームベースに設定して Next をクリックします


優先する GUI Builder で、wxSmith や wxFormBuilder を選択すると GUI ビルダーつきのプロジェクトになります

次の画面ではそのまま Next をクリックします

次の画面では「コンパイラ:」を確認し、「"Debug"設定を作成」のチェックを外し、「"Release"設定を作成」のみにして Next をクリックします


今回は、Debug(デバッグ)をインストールしていません

次の画面では「unicodeを有効にする」にのみチェックして Next をクリックします

次の画面では何もせずに Finish をクリックします

メイン画面に戻りますので、「ビルド」メニューから「ビルドして実行」を選びます

少し待つと無事にアプリケーションが起動します


File メニューには Quit が、Help メニューには About があります。

ビルドしたアプリケーションは設定したフォルダの bin ファルダの Release フォルダにあります。そこからダブルクリックしても起動します。デスクトップなどに移動しても起動します


Windowsアプリケーションにアイコンをつける

Code Blocksを使うとWindowsアプリケーションに任意のアイコンをつけることができます。

まずアイコンを用意します。Windowsでは .ico というアイコンファイルを使います。ご自身で用意できない場合は、次のサイトなどから .ico をダウンロードしてください。

フリーアイコンSVG、PNG、ICO、ICNS

私は、次のようなアイコンをダウンロードして、phone.icoという名前にしました。

次に、Code Blocksで、wxWidgetsのプロジェクトを作ります。私は phone というプロジェクト名にしました。プロジェクト画面の左ペインで「プロジェクト」タブを選ぶと次のようになっていると思います。

「ファイル」メニュー→「新規」→「空のファイル」を選びます。次のように表示されたら「はい」をクリックします。

次の画面でファイル名に「phone.cpp」などと任意の名前を入力して「保存」ボタンをクリックします。

プロジェクトの左ペインの「プロジェクト」タブの「Sources」グループに新規ファイルが追加されました。

次に最初からあった phoneApp.cpp、phoneMain.cpp、phoneApp.h、phoneMain.h を右クリックして削除します。ただし resource.rc は残しておきます。

プロジェクトの左ペインの「プロジェクト」タブは次のようになります。

アイコンファイルをプロジェクトのディレクトリに移動します。プロジェクトから削除したファイルもディレクトリには残っています。プロジェクトから削除したファイルはディレクトリから削除しても大丈夫です。

プロジェクト画面に戻り phone.cpp に次のように記述します

phone.cpp


#include <wx/wx.h>

class Hello : public wxFrame
{
public:
    Hello();
};

class App : public wxApp
{
public:
    virtual bool OnInit();
};

Hello::Hello() : wxFrame(NULL, -1, wxT("Hello wxWidgets!"),
                         wxDefaultPosition, wxSize(400, 250))
{
    Center();
}

IMPLEMENT_APP(App)

bool App::OnInit()
{
    Hello *hello = new Hello();
    hello->SetIcon(wxICON(aaaa));
    hello->Show();

    return true;
}
    

「ファイル」メニュー →「上書き保存」で保存します。

次に、resource.rcを次のように変更します。

初めてソースコードを編集する時には次の画面が表示されるかもしれません。私の場合は「Code::Blocksのエディタで開く」を選択して「OK」しました。

resource.rc


aaaa ICON "phone.ico"

#include "wx/msw/wx.rc"

    

「ファイル」メニュー →「上書き保存」で保存します。そして「ビルド」メニュー →「ビルドして実行」を選択して、しばらく待つと設定したアイコンがついたアプリケーションが起動します。

実行ファイルにも設定したアイコンがついています。

実行ファイルのアイコンが変更されていない場合もありますが、実行ファイルを他の場所へ移動すると、アイコンが正常に変更されます。


実行ファイルはプロジェクトディレクトリの bin ディレクトリの release ディレクトリにあります。

Code BlocksでGTK

Code BlocksでGTKアプリケーションを作ることもできます。


GTK+ のインストール

Code BlocksでGTKアプリケーションを作るには、Code Clocks用にGTKを用意する必要があります。

32bit Windowsの場合は、下記リンクから 「gtk+-bundle_2.24.10-20120208_win32.zip」をダウンロードしてください。

Index of /Public/gnome/binaries/win32/gtk+/2.24

64bit Windowsの場合は、下記リンクから 「gtk+-bundle_2.22.1_20101229_win64.zip」をダウンロードしてください。

http://ftp.gnome.org/Public/gnome/binaries/win64/gtk+/2.22/

ダウンロードした ZIP ファイルを解凍します。私の場合は C: 直下の gtk フォルダに解凍しました。そしてWindowsの環境変数に次のパスを登録してください。


C:\gtk\bin
    

コマンドプロンプトが開いていた場合は、コマンドプロンプトを再起動してください。そして、コマンドプロンプトに、次のように入力してサンプルアプリが起動したら、Gtk のインストールは成功しています。


    gtk-demo
    


Code Blocksの設定

次にCode Blocksで次の設定をします

  1. 環境変数の登録
  2. コンパイラの設定
  3. グローバル変数の登録


環境変数の登録

Code Blocksを起動して「設定」メニュー →「環境(E)...」を選んで、左ペインで「環境変数」を選びます。そして「追加」ボタンをクリックして、キーを GTK、値を C:\gtk で登録します。最後に「OK」ボタンをクリックしてください。


コンパライラの設定

「設定」メニュー → 「コンパイラ(C)...」を選びます。

「コンパイラ設定」タブを選び「WX」コンパイラになっているのを確認して「コピー」ボタンをクリックします。そして「GTK」などの新しいコンパイラ設定を作ります。「デフォルトに設定」はクリックしません。

「リンカ設定」タブを選び、「クリア」ボタンで設定をクリアします。

「ディレクトリ検索」タブを選び、「クリア」ボタンをクリックするか、c:\wxWidgets-3.0.4\lib\gcc_lib\mswu を選択して「削除」ボタンをクリックします。そして「OK」ボタンをクリックしてグローバルなコンパイラ設定画面を閉じます。「Toolchain実行ファイル」などの設定は「WX」設定と同じです。


グローバル変数の登録

「設定」メニューから「グローバル変数(G)...」を選び、「新規」ボタンをクリックして「gtk]という新しいグローバル変数を作ります。そして次の図のように base と、include と、lib を設定して、「閉じる」ボタンをクリックします。


GTKプロジェクトの作成

「ファイル」メニュー→「新規」→「プロジェクト」を選びます。

そして「GTK+ project」を選択して「Go」をクリックします。

次の画面では何もせずに「Next」をクリックします。

次の画面で任意の名前と任意の場所を選び、「Next」をクリックします。

次の画面ではそのまま「Next」をクリックします。

次の画面では「コンパイラ:」で「GTK」を選び、「"Debug"設定を作成」のチェックを外し、「"Release"設定を作成」のみにチェックを入れます。そして最後に「Finish」ボタンをクリックします


ビルドと実行

「ビルド」メニューから「ビルドして実行」を選びます。しばらくするとアプリケーションがビルドされて起動します。

ビルドしたアプリケーションは設定したフォルダの bin ファルダの Release フォルダにあります。そこからダブルクリックしても起動します。デスクトップなどに移動しても起動します


コードの編集

プロジェクトを閉じてしまった場合は、「ファイル」メニュー →「開く」で gtkhello.cbp を開きます。Code Blocksのプロジェクトの拡張子は .cbp です。コードグロックスプロジェクトの略だと思えば覚えやすいでしょう。

左ペインで「プロジェクト」タブの「Source」グループの「main.c」を選択もしくはダブルクリックすると、右ペインにソースコードが表示されます。

初めてソースコードを編集する時には次の画面が表示されるかもしれません。私の場合は「Code::Blocksのエディタで開く」を選択して「OK」しました。

ソースココードを例えば次のように書き換えます。


#include <gtk/gtk.h>

int main(int argc, char *argv[])
{
    GtkWidget * window;
    
    gtk_init(&argc, &argv);
    
    window = gtk_window_new(GTK_WINDOW_TOPLEVEL);
    gtk_window_set_title(GTK_WINDOW(window), "Hello");
    gtk_window_set_position(GTK_WINDOW(window), GTK_WIN_POS_CENTER);
    
    g_signal_connect(window, "destroy", G_CALLBACK(gtk_main_quit), NULL);
    
    gtk_widget_show(window);
    gtk_main();
    return 0;
}
    

そして「ファイル」メニュー →「上書き保存」で保存してから、 「ビルド」メニューの「ビルドして実行」で起動すると。次のように変わっています。

なお、GTKアプリケーションに任意のアイコンをつける方法はわかりません。



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Posted: Jan. 17, 2020
Update: Jan. 23, 2020

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