GObject は、C 言語でオブジェクト指向プロググラミングができるようにするライブラリ/フレームワークです。
GObject は GNOME や GTK で採用されています。
学習はなかなか難しいですが、なんとかうまくまとまれば良いなと思っています。
GTK4 の開発環境がインストールされていれば、すでにインストールされています。
GTK4 を新規でインストールする場合は次のとおりです。
GTK4 環境以外にも C の開発環境がインストールされている必要があります。
// macOS
brew install gtk4
// Fedora などの RPM 系
sudo dnf install gtk4-devel
// Debian 系
sudo apt install libgtk-4-dev
// Windows (通常は msys2 で、ARM64 の場合は clang64 で)
pacman -S mingw-w64-x86_64-gtk4
// C/C++ コンパイラをインストールしていない場合は以下も?
pacman -S mingw-w64-x86_64-toolchain base-devel
// gtk.org には、以下を書いてあるが、これはうまくいかない
pacman -S mingw-w64-ucrt-x86_64-gtk4
以下のファイルを hello.c という名前で記述してください。
hello.c
#include <glib-object.h>
int
main (int argc, char **argv)
{
g_print ("Hello, GObject!\n");
return 0;
}
GTK4 とまったく同じコマンドでビルドして、同じ方法で実行します。
Windows の場合は通常版でも ARM64版 でも mingw64 で行ってください。
// ビルド
cc hello.c -o hello `pkg-config --cflags --libs gtk4`
// 実行
./hello
// 結果
Hello, GObject!