Electron は javaScritp と HTML と CSS を使って、 Windows と macOS と Linux の GUI アプリケーションを作るフレームワークです。
Linux については、Ubuntu、Fedora、CentOS、Mint で正常動作しますが、 Debian では動作しません。
Electron を使うには Node.js が必要となります。
Node.js は、electron-builder が使えるバージョン12以上を使うのが良いでしょう。 electron-builder は、Windows や macOS のアプリケーションのインストーラを作れます。 インストーラを使ってアプリケーションをインストールすることによって アイコン付きの実行ファイルがお使いのシステムにインストールできます。electron-builder で作られたインストーラを使ってインストールした場合は、Node.js がインストールされて いない環境でも実行できるアプリケーションになるそうです。 一方、electron-packager(パッケージャ)を使った場合は、Node.js がインストール されていない環境では実行できないらしいです。
ここでは Node.js 14.17 をダウンロードしてインストールする方法を説明します。 次のサイトより、推奨版をダウンロードします。
Windows と macOS の場合は、インストーラの指示にしたがってインストールします。各設定値はデフォルトままで大丈夫です。
ダウンロードした node-v14.17.1-linux-x64.tar.gz を任意のディレクトに解凍します。 私の場合は、Download ディレクトリに解凍(展開)しました。
展開された node-v14.17.1-linux-x64 フォルダを node などの簡単な名前に変更します。
Homeディレクトリに移動して、.bashrc ファイルの末尾に次の行を追加します。
PATH="$PATH:/home/ユーザ名/Downloads/node/bin"
そして、次のようにコマンドして記述したパスを有効にします。 コマンドを実行せずにターミナルを再起動しても有効になります。
source .bashrc
なお、apt パッケージマネージャなどでインストールすると バージョンが低い場合や、不具合が出る場合がありすので、あまりおすすめしません。
コマンドプロンプトもしくはターミナルを起動して、インストールされた Node.js のバージョンを確認します。npm はノード・パッケージ・マネージャーで、 いろいろなパッケージのインストール使います。
node -v
v14.17.1
npm -v
6.14.13