Goで最初のプログラムを書いてみましょう。
お好きなエディタで次のコードを記述してください。そしてhello.goという名前で保存してください。Goのコードファイルの拡張子は.goになります。
package main
func main() {
println("Hello, Go!")
}
Goはコンパイル型の言語です。高速で実行することができます。しかしインタープリタ的に実行することもできます。ここではその2通りとも紹介します。
ターミナルを開いて、hllo.goを保存したディレクトリに移動してください。そして次のようにコンパイルして実行します。
go build hello.go
// 実行ファイル hello が作成されます
./hello
// helloを実行しています
Hello, Go!
次のようにして、hello.goファイルを、コンパイルせずに実行できます。
go run hello.go
// hello.goをインタープリタ的に実行します
Hello, Go!
package main
Goの何かの処理は必ずパッケージ内に記述しなければなりません。一般的には main パッケージが使われます。
func main() {
プログラムは、main ファンクションから始まる決まりになっています。
println("Hello, Go!")
printlnは、Goに最初から用意されている命令で、( )に指定した値を、ターミナルに表示します。なおこのような命令を関数と呼びます。
}
main ファンクションも関数です。関数の中で行われる処理は { と } の間に記述することになっています。
プログラムの中にメモを記述することができます。このメモのことをコメント言います。コメントはプログラムの動作になにも影響を与えません。
package main
/*
comment.go
2019/06/24
(c) vivacocoa.jp
*/
func main() {
println("Hello Go!") // Hello Go! と表示されます
}
Hello Go!
/* と */ で囲まれた部分はコメントになります。comment.go のように、複数行をコメントにすることができます。
// で始まる部分は、// から、その行の行末までがコメントになりますので、一行コメントとも呼ばれます。
本格的なプログラミング言語では、データのタイプ（type、型）が決まっています。まずは、文字列型と整数型があることを覚えまておきしょう。
package main
func main() {
println("I am a string.")
// "I am a string." は文字列型です
println(100)
// 100 は整数型です
}
I am a string.
100