Learn Swift / 第7章 条件分岐
このコーナーでは、Swift による、Mac OS X アプリケーションの作成方法を、説明しています。
if
if 文を使うと、条件によって処理を分岐できます。
import Cocoa let num: Int = 9 if num >= 10 { print("num は、10以上です") } else { print("num は、10未満です") }このリストでは、デバッグエリアに、 "numは、10未満です" と表示されます。
if 文で処理する中身は、必ず { と } の間に記述しなければなりません。
else 以降は、省略することもできます。
>= は、「比較演算子」と呼ばれるものです。左辺の値が、右辺の値と同じか、それ以上であることを表しています。
比較演算子には他にも、次の表のものがあります。
> 左辺の値が、右辺より大きい < 左辺の値が、右辺より小さい >= 左辺の値が、右辺と同じか大きい <= 左辺の値が、右辺と同じか小さい == 左辺と右辺は同じ値 != 左辺と右辺は違う値
else if 文を使うと、複数の条件を設定することができます。
import Cocoa let score: Int = 75 if score >= 80 { print("成績はAです") } else if score >= 70 { print("成績はBです") } else if score >= 60 { print("成績はCです") } else{ print("落第です") }デバッグエリアには、"成績はBです" と表示されます。
switch
switch 分を使うと、条件式の値によって、複数の処理へ、分岐できます。
import Cocoa let score: Int = 75 switch score { case 80...100: print("成績はAです") case 70...79: print("成績はBです") case 60...69: print("成績はCです") default: print("落第です") }switch 文の中身も、必ず { と } の間に記述しなければなりません。
case の後には、分岐させたい値を記述し、最後は : (colon、コロン)を記述します。
「...」 は範囲を表します。80...100は、80 から 100 という意味になります。
case だけでは、範囲を指定できない値が残る場合は、必ず、default: を記述しなければなりません。
お疲れ様でした。
次章では、繰り返し処理を、学習します。
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