Learn Swift / viva Cocoa


Learn Swift / 第7章  条件分岐


このコーナーでは、Swift による、Mac OS X アプリケーションの作成方法を、説明しています。

2016年1月20日

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if

 if 文を使うと、条件によって処理を分岐できます。

import Cocoa

let num: Int = 9

if num >= 10 {
    print("num は、10以上です")
} else {
    print("num は、10未満です")
}

 このリストでは、デバッグエリアに、 "numは、10未満です" と表示されます。

 if 文で処理する中身は、必ず { と } の間に記述しなければなりません。

 else 以降は、省略することもできます。

 >= は、「比較演算子」と呼ばれるものです。左辺の値が、右辺の値と同じか、それ以上であることを表しています。

 比較演算子には他にも、次の表のものがあります。

>左辺の値が、右辺より大きい <左辺の値が、右辺より小さい
>= 左辺の値が、右辺と同じか大きい <= 左辺の値が、右辺と同じか小さい
==左辺と右辺は同じ値 !=左辺と右辺は違う値

 else if 文を使うと、複数の条件を設定することができます。

import Cocoa

let score: Int = 75

if score >= 80 {
    print("成績はAです")
} else if score >= 70 {
    print("成績はBです")
} else if score >= 60 {
    print("成績はCです")
} else{
    print("落第です")
}

 デバッグエリアには、"成績はBです" と表示されます。


switch

 switch 分を使うと、条件式の値によって、複数の処理へ、分岐できます。

import Cocoa

let score: Int = 75

switch score {
case 80...100:
    print("成績はAです")
case 70...79:
    print("成績はBです")
case 60...69:
    print("成績はCです")
default:
    print("落第です")
}

 switch 文の中身も、必ず { と } の間に記述しなければなりません。

 case の後には、分岐させたい値を記述し、最後は : (colon、コロン)を記述します。

 「...」 は範囲を表します。80...100は、80 から 100 という意味になります。

 case だけでは、範囲を指定できない値が残る場合は、必ず、default: を記述しなければなりません。


お疲れ様でした。

 次章では、繰り返し処理を、学習します。


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