Learn Swift / 第8章 繰り返し
for に注釈を追加しました。緑字部分が追加した注釈です。Feb. 19, 2016
掲載開始日、2016年1月20日
最終更新日、2016年2月19日
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for
for 文を使うと、繰り返し処理ができます。
import Cocoa for time in 1...10 { print("\(time)回目") }デバッグエリアには、 「1回目」 から「10回目」 まで表示されます。
for 文で処理する中身は、必ず { と } の間に記述しなければなりません。
for の次に記述される変数 time の、var キーワードは省略できます。var を記述して、for var time in 1...10 としても問題ありません。逆に言えば、for let time in 1...10 と記述すると、エラーになります。
変数の次に、in と記述して、続けて範囲を指定します。
文字列の中に、定数や変数の値を埋め込むには、\(定数もしくは変数) と記述します。\ (backslash、バックスラッシュ) は、option キーを押しながら、「¥」キー、もしくは、「\」キーを押します。
出版されている本によると、for time in 1...10 の time は、定数であるとしている本の方が多いみたいです。定数と考える場合は、for ループが一回行われるごとに、定数 time が破棄され、作り直されている、という考え方です。しかし前記のように let と記述するとエラーが出て、var と記述すると問題が出ないので、このコーナーでは、time は変数であるとしました。なお、どちらの説をとっても、その処理に変わりはありません。
while
繰り返し処理は、while 文使って、記述することもできます。
import Cocoa var time:Int = 0 while time < 10 { print("\(time++)回目") }デバッグエリアには、「0回目」から「9回目」まで表示されます。
while 文で処理する中身は、{ と } の間に記述しなければなりません。
ここでは、比較演算子の < を使っています。この演算子を使うと、10の値は含みません。
num++ の「++」は、インクリメント演算子と呼ばれます。インクリメント演算子は、変数の値を一つ増やします。
一方、「--」演算子は、デクリメント演算子と呼ばれます。デクリメント演算子は、変数の値を一つ減らします。
インクリメント演算子とデクリメント演算子は、変数の前につけるか、後につけるかによって処理が変わります。
++変数 変数の値を一つ増やしてから、値を返す 変数++ 値を返してから、変数の値を一つ増やす --変数 変数の値を一つ減らしてから、値を返す 変数-- 値を返してから、変数の値を一つ減らす
repeat while
reppeat while 文を使うと、条件判断が最後に行われるため、どのような場合でも、必ず一度は、while 文が実行されます。
import Cocoa var time:Int = 0 repeat { print("\(++time)回目") } while time < 10デバッグエリアには、「1回目」から「10回目」まで表示されます。
repeat while 文の中身も、必ず { と } の間に記述しなければなりません。
インクリメント演算子を変数 time の前につけているので、最初の値は 1 になります。
お疲れ様でした。
次章では、複数の処理を、一つにまとめることができる、関数を学習します。
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