Ubuntu Desktop でも ARM 版がひっそりと正式リリースされたみたいです。下記のリンクの 25.04 のところに ARM 64版がリリースされています。
Down load Ubuntu Desktop今回はこの Ubuntu Desktop 25.04 ARM 版に Cinnamon デスクトップと、日本語入力環境を構築していこうと思います。Ubuntu も Fedora もバージョンによって、Cinnamon デスクトップや、日本語入力環境の導入方法が違うので、ここに別ページとして掲載することにしました。
そもそも、なぜ、最初から日本語でインストールしないのかというと、
Linux では、日本語でインストールすると、ホームディレクトリの中のフォルダ名がカタカナになるからです。これはターミナルを使って、ディレクトリ間を移動する場合に非常にやりづらくなります。そこで最初は英語でインストールして、その後から日本語をインストールし、ディレクトリ名を英語のままにしておく方法を使います。
Cinnamon は Linxu の GUI 環境の一つです。
Linux では、GUI 環境として GNOME を採用しているケースが多いです。しかし GNOME は、Windows や Mac とは操作感や見た目がだいぶ違います。Cinnamon は、Windows や Mac と似た GUI 環境になります。
sudo apt update
sudo apt upgrade
sudo apt autoremove
sudo apt update
sudo apt install cinnamon
reboot
再起動もしくは再ログインすると、途中でアカウントを選択する画面が表示されます。パスワード欄をクリックすると、右下に歯車アイコンが表示されます。そのアイコンをクリックして、デスクトップの設定を Cinnamon にします。
パスワードを入力して、Ubuntu が起動すると、デスクトップが次のように変わっています。
次のように作業を進めていきます。
再起動もしくは再ログインすると次のようにフォルダーの名前を英語にするか日本語にするかを訊ねられます。私は英語のままにします。「次回から表示しない」にチェックを入れて「古い名前のままにする」をクリックします。
次のように作業を進めます。
システム全体で Emacs キーバインディングが使えるようにするには次のようにします。
現在のバインディングを確認する
gsettings get org.cinnamon.desktop.interface gtk-key-theme
'Default'
Emacs に設定する
gsettings set org.cinnamon.desktop.interface gtk-key-theme Emacs
現在のバインディングを確認する
gsettings get org.cinnamon.desktop.interface gtk-key-theme
'Emacs'
Default に戻す
gsettings set org.cinnamon.desktop.interface gtk-key-theme Default
現在のバインディングを確認する
gsettings get org.cinnamon.desktop.interface gtk-key-theme
'Default'
Gedit などをインストールしてバインディングを確認してみる
sudo apt install gedit