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CentOS Minimal

CentOS Minimalという OS があります。CentOS は、 Red Hat Linux の一種で Ubuntu と人気を二分している Linux です。その CentOS の GUI のない、ターミナルにコマンドを打ち込むだけで操作するバージョンが、CentOS Minimal です。

結構人気あるみたいで、私も一応インストールしています。 しかし実際に何に使うのかというと、使い道に困ります。結局のところ、 このバージョンに GNOME などの GUI 環境をインストールして、普通の CentOS なってしまいます。

この Minimal バージョンの何か面白い使い方はないかなと思っていたら、X11 もインストールできると知り、早速試してみました。X11 は Linux に GUI を構築するための基礎になっているものです。GNOME も KDE も X11 の上に構築されているらしいです。

今のところ、X11 に Firefox を起動させてウェブブラウジングしたり、 GTK 、Fyne、wxWidgets で記述したアプリケーションを起動できています。 Electron については、CentOS 7ではおそらくできないのだろうと思います。

CentOS 8 を最小限のインストールをして、そこで Electron を実行できます。

CentOS Minimal は次のサイトから CentOS-7-x86_64-Minimal-2009.iso をダウンロードします。

Index of /Linux/centos/7.9.2009/isos/x86_64


GCC のインストール

CentOS 7 および Minimal にデフォルトで入っている GCC は少し古いです。

たとえば、Go の Fyne などはビルド出来ません。そこで GCC のバージョン 10.1 をインストールしなおします。

まず、CentOS のデベロプメント・ツールズをインストールしておきます。 これは割と優れもので ソースからビルドした GCC を自動的に適当な場所に配置してくれたりします。


sudo yum groupinstall "Development Tools"
	

そして、GCC 10.1 のソースをダウンロードします。場所はどこでも構いません。 私は root ではなく、ユーザのホームディレクトリでダウンロードしました。


sudo yum install wget

wget http://ftp.tsukuba.wide.ad.jp/software/gcc/releases/gcc-10.1.0/gcc-10.1.0.tar.gz
	

解凍します。


tar xvzf gcc-10.1.0.tar.gz
    

解凍された gcc-10.1.0 ディレクトリに移動して、コンフィギアしてビルドします。


cd gcc-10.1.0

./contrib/download_prerequisites

./configure --enable-languages=c,c++ --prefix=/usr --disable-bootstrap --disable-multilib

make -j4
// make は大変時間がかかります。

sudo make install
	

インストール後すぐに、gcc 10.1 と g++ 10.1 が使えるようになっています。 もし使えないようでしたら、CentOS Minimal を再起動してみてください。


バージョン確認は
cd
gcc --version
g++ --version

再起動は
shutdown -r now

電源オフは
shutdown now
	

インストール後は、gcc-10.1.0.tar.gz も gcc-10.1.0 ディレクトリも不要です。 削除しても大丈夫です。


// gcc-10.1.0.tat.gz の削除

rm gcc-10.1.0.tar.gz

// gcc-10.1.0 ディレクトリの削除

sudo rm -rf gcc-10.1.0
	


Emacs のインストール

テキストエディタは、vim でも良いのですが、一応 Emacs のインストールと設定方法を説明します。

インストールは次のようにします。


sudo yum install emacs
	

Emacs は、デフォルトでバックアップファイルを作ります。 作業ディレクトリの中に本体とバックアップファイルが作られ、 見にくくなるので私はバックアップファイルを作らない設定にしています。

また CentOS Minimal の Emacs の画面は黒背景に白文字です。 最近はキーワードが色分けされるので、 黒バックに青文字などは見にくくなります。そこで白バックに黒文字に変更しています。 黒文字といっても、キーワードによって色分けはされます。

もし以上のような設定にしたい場合は、ユーザのホームディレクトリに .emacs というファイルを作り、次のように記述してください。

.emacs


(setq make-backup-files nil)
(setq auto-save-default nil)
(set-face-background 'default "white")
(set-face-foreground 'default "black")
	



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Posted: Jul. 09, 2021
Update: Jul. 12, 2021

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