Linux に Laravel 開発環境を構築する方法を説明しています。
Debian 系 (Debian、Ubuntu、Mint など) と RPM 系 (Fedora など) の両方の説明をします。
Debian 系では、apt。RPM 系では、dnf というパッケージマネージャーを使ってインストールしてきます。
ターミナルに次ようにコマンドします。
sudo apt update
sudo apt install composer php-curl php-sqlite3 php-xml php-dom
sudo dnf update
Fedora の update は時間がかかります。
sudo dnf install composer php php-mbstring php-pear php-sqlite3
この作業は Debian 系も RPM 系も同じです。
サーバーの場合と違い、開発段階の Laravel プロジェクトはどの場所(どのディレクトリ)に作っても構いません。
Laravel のアプリケーションに拡張機能をつけるために npm というものをインストールします。これをインストールすると次節以降のように、認証機能をつけたり、日本語化をしたりできます。
ターミナルで次のようにコマンドしてください。
sudo apt install npm
sudo dnf install npm
この作業は Debian 系も ARM 系も同じです。
さきほどのアプリではホームページ(最初のページ)の1画面だけでした。これにリンク先をつけるために、認証機能をつけてみます。Laravel には簡単に認証機能をつける仕組みが準備されています。
この作業は Debian 系も ARM 系も同じです。
アプリを日本語化する機能も、有志により便利な仕組みが用意されています。次のようにしてアプリを日本語化します。さきほどの npm がインストールされていることが前提です。
お使いのブラウザでlocalhost:8000 もしくは、127.0.0.1:8000 を開いてください。 ホームページ(最初のページ)は英語のままですが、登録画面やログイン画面、その他メニューなど、すべて日本語になっています。
Todo アプリです。
BBS (掲示板) を作っています。
Ledger は台帳という意味です。ここでは生徒台帳を作っています。いろいろなデータベースのひな形として使えるでしょう。
プログラミングで、どのテキストエディタを使うかは大事な問題です。ここでは、人気の VS Code の使い方を説明しています。
上記はすべてテストサーバーで稼働しますが、サーバーにデプロイ (アプリをサーバーで使えるようにすること) すると、もっと楽しくなるでしょう。テストサーバーと違い、ずっと稼働しているサーバーに、ブラウザを使って、 いつでもアプリにアクセスできるのは良いものです。
アプリケーションを自由にインストールできるレンタルサーバーの中では、安くて早いです。当初三ヶ月は無料で、それ以降は、 一番安いプランで月5ドルです。
使っていないパソコンがあれば、それをサーバーにすることも良いでしょう。私は 2012 年製の Intel chip の MacBook Air をサーバーにしました。 13年前の機種でも、仮想サーバーである上記 Lightsail と同等以上の性能を発揮しています。「Fedora 実機では」RHEL 系 Linux の構築に役立つでしょう。
この「Mint 実機」は、人気の Ubuntu (Debian 系) のサーバー構築の参考になるでしょう。Mint は、サーバー OS ではなく、 Desktop OS ですが、当然サーバーにすることもできます。なぜこれにしたかという、いろいろな Linux サーバー OS を試した中で、 意外にも、この Mint が一番軽かったというか、静かだったのです。バージョンは、22.1 Xfce です。Mint 中では一番軽量のものです。 Desktop 環境は使っていませんが、残したままでも十分に軽いです。
そのほかにも、Ubuntu と Fedora のサーバー構築方法を説明しています。
なお、自宅のサーバーは、通常は、自宅の WiFi の範囲内でしか使えません。 それを外部のインターネットからでもアクセスできるようにする方法も説明しています。