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概要
Windows に Laravel の開発環境を構築する方法を説明しています。
Windows に Laravel 開発環境を構築する場合、Mac や Linux と少し違う方法を使いますが、難しくはありません。
Laravel のインストール
次のように作業をすすめてください。
- Windows PowerShell を管理者として開いてください。
- Windows PowerShell の画面に次のコードを貼り付けてエンターキーを押してください。
Set-ExecutionPolicy Bypass -Scope Process -Force; [System.Net.ServicePointManager]::SecurityProtocol = [System.Net.ServicePointManager]::SecurityProtocol -bor 3072; iex ((New-Object System.Net.WebClient).DownloadString('https://php.new/install/windows/8.4'))
- 以上で終わりです。これで Laravel に必要な PHP や Composer といわれるソフトウェアがインストールされました。Windows PowerShell は閉じてください。
はじめての Laravel アプリ
サーバーの場合と違い、開発段階の Laravel プロジェクトはどの場所(どのディレクトリ)に作っても構いません。
ここからの作業は通常モードで開いたコマンドプロンプトで行います。
-
複数の Laravel プロジェクトを作ることを想定して、まとめておくためのディレクトリを任意の場所に作ります。私は、ホームディレクトリに laravel というディレクトりを作りました。
mkdir laravel
-
laravel ディレクトリに移動します。
cd laravel
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Laravel プロジェクトを作ります。プロジェクト名は任意です。
composer create-project laravel/laravel app
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作成したプロジェクトのディレクトリに移動します。
cd app
-
テスト用サーバーを起動します。
php artisan serve
- お使いのブラウザの URL 欄に、localhost:8000 と記入してエンターします。
- ブラウザに Laravel のデフォルトアプリが表示されます。
localhost:8000 の替わりに 127.0.0.1:8000 と入力しても OK です。/li>
-
テスト用サーバーは Control + C でストップします。
Node.js
Mac や Linux では、Laravel アプリのフロントエンド (ユーザーが見たり、操作する部分) の作成に拡張機能を使うめに npm というものをインストールしていました。しかし Windows には nmp を単体でインストールする方法がありません。そこで Node.js をインストールします。Node.js をインストールすると npm もインストールされます。
次のリンクから Node.js のインストーラーをダウンロードして、インストールしてください。インストールはすべてデフォルト設定のままで大丈夫です。
Node.js - Download Node.js
Node.js のインストール後は、コマンドプロンプトに Node.js を認識させるために、コマンドプロンプトを一度閉じて、もう一度開いてください。
認証機能をつける
さきほどのアプリではホームページ(最初のページ)の1画面だけでした。これにリンク先をつけるために、認証機能をつけてみます。Laravel には簡単に認証機能をつける仕組みが準備されています。
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前節の Node.js をインストールしておいてください。というか、この機能をつけるために Node.js (npm) をインストールしたのです。
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テスト用サーバーを起動している人は、別のコマンドプロンプトの画面を開き、app ディレクトリに移動します。あるいはテストサーバーを Control + C で終了しても構いません。
cd /Users/ユーザー名/laravel/app
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認証機能をつける仕組みをダウンロードします。
composer require laravel/breeze --dev
-
認証機能をつける仕組みをインストールします。
php artisan breeze:install blade
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テスト用サーバーを終了していた場合は、テスト用サーバーを起動します。
php artisan serve
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お使いのブラウザで localhost:8000 もしくは、127.0.0.1:8000 にアクセスします。さきほどのデフォルト画面に「Login」と「Register」というボタンが追加されています。
「Login」や「Register」をクリックすると、それぞれのページにリンクします。
アプリの日本語化
アプリを日本語化する機能も、有志により便利な仕組みが用意されています。次のようにしてアプリを日本語化します。さきほどの npm がインストールされていることが前提です。
-
Node.js をまだインストールされていない方は、
前々節のp「Node.js」を見て、Node.js をインストールしてください。
- app ディレクトリに移動します。
cd /Users/ユーザー名/laravel/app
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日本語化する仕組みをダウンロードします。
composer require askdkc/breezejp --dev
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日本語化するしくもをインストールします。
php artisan breezejp
- テストサーバーを起動していない場合は起動します。
php artisan serve
お使いのブラウザでlocalhost:8000 もしくは、127.0.0.1:8000 を開いてください。
ホームページ(最初のページ)は英語のままですが、登録画面やログイン画面、その他メニューなど、すべて日本語になっています。
Posted: Jul. 18, 2025
Update: Jul. 19, 2025