Laravel | AWS Lightsail

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概要

Laravel を AWS の Lightsail にデプロイする方法を説明しています。

Larevel アプリケーションを実際に運用するサーバーとして、AWS の Lightsail は一つの選択肢です。Laravel ご謹製の Laravel Cloud に比べるとかなり速いです。というか十分に速いです。それに安いそうです。私の場合は、まだ最初の三ヶ月の無料期間中です。それが終わればいくらになるかわかりません。しかし自由にアプリケーションをインストールできるサーバーとしては安いそうです。

私は、現在、5つのサーバーを持っていることになります。

  1. 2012年製の MacBook Air に構築した Linux Mint
  2. Apple silicon Mac の Paralelles Desktop に構築した Ubuntu Server
  3. Apple silicon Mac の Paralelles Desktop に構築した Fedora Server
  4. AWS の Lightsail の Ubuntu Server
  5. Laravel Cloud の Ubuntu Server
しかし、実際に使っているのは、やはり実機の MacBook Air の Linux Mint です。次に見てもいいかなと思うのが Lightsail で、Laravel Cloud は、ほとんど見ません。 Paralles Desktop の Ubuntu と Fedora は起動させていません。

しかし、もし、本格運用するとしたら、自分で実機を持って、メンテナンスなどをしながらは、大変そうなので、Lightsail を選ぶかな? という感じです。Lightsail は別料金なしで固定 IP もついています。


AWS にアカウントを作る

アマゾン ウェブ サービス(AWS クラウド)- ホーム

最初のページは日本語です。次のページから英語になりますが、右上に「Language」という選択肢があり「日本語」を選べます。


インスタンスを作成する

AWS では、作成するサーバーのことをインスタンスと呼んでいます。アカウントの作成が終わり、最初に表示されたページで次のように操作していきます。

  1. 「コンソールのホーム」で「すべてのサービスを表示」を選びます。
  2. 表示されるパネルで「Lightsail」をクリックします。
  3. 途中で英語になったら右上の「歯車」アイコンをクリックして「日本語」を選択してください。
  4. 「Create Instance」もしくは「インスタンスを作成」を選びます。
  5. 次に表示される「インスタンスを作成」の画面で、次のように設定します。
    1. 「プラットフォームの選択」で「Linux/Unix」を選びます。
    2. 「設計図の選択」で「オペレーションシステム (OS) のみ」を選択して「Ubuntu 24.04 LTS」を選択します。もちろん、それぞれの思いどおりのものを選んでください。
    3. 「サイズの選択」で「$5」の一番安いプランを選びました。
    4. あとはデフォルトのままにしました。
    5. 最後に画面を一番下までスクロールして「インスタンスの作成」ボタンをクリックします。
  6. 他のインスタンスを作成していなければ「Ubuntu-1」というインスタンスが作成されます。
  7. インスタンス右側の点が縦に三つ並んでいるアイコンをクリックして「管理」を選びます。
  8. 次の画面で「接続」タブを選び、下にスクロールして「デフォルトキーのダウンロード」をクリックします。
  9. 左のメニューから「ネットワーキング」を選びます。
  10. 表示される画面で「静的IPの作成」ボタンをクリックします。これが固定IPアドレスになります。
  11. 次の画面の「インスタンスへのアタッチ」でさきほど作成した「Ubuntu-1」を選びます。
  12. そして下にスクロールして「作成」ボタンをクリックします。
  13. 次の画面で静的パブリック IP アドレスが表示されるだろうと思います。このアドレスを必ずコピーして控えておいてください。
  14. これで AWS での作業は終了です。ログアウトしてブラウザを閉じてください。

最後にとても重要なことですが、 次回からログインする場合は「AWS マネジメントコンソール」からログインしてください。 そうでないと、おそらく AWS サイト内で迷子になるでしょう。


ローカル側での設定

お使いのコンピュータでターミナルを起動して次のようにコマンドしていきます。


# ホームフォルダに移動します。
cd

# ダウンロードフォルダに保存された Lightsail のデフォルトキーをホームフォルダに移動します。
mv Downloads/L*.pem .

# デフォルトキーに 400 の権限を与えます。
chmod 400 L*.pem

# Lightsail サーバーに SSH 接続します。
ssh -i *.pem ubuntu@取得した静的アドレス
例:
ssh -i *.pem ubuntu@111.111.111.111 など

# 次のように聞かれたら、yes と答えます。
(yes/no/[fingerprint])?

# 以上で無事に Lightsail のサーバーにアクセスできました。
# 次からは、
ssh -i *.pem ubuntu@取得した静的アドレス
# だけで接続できます。

なお、ここで ubuntu@ という ubuntu というアカウント名を使いましたが、Lightsail のインスタンスの設定でアカウントを設定する場所がありました。うっかり忘れてました。デフォルトでは ubuntu になります。変更したい場合は、AWS にログインして、インスタンスの右側の縦に三つ並んだ点のアイコンをクリックして、管理を選んでください。そこからアカウントの設定画面を探してください。


Next step

  • Laravel on Ubuntu
  • を見て、Lightsail に WEB サーバーを構築して、Laravel をインストールしてくだい

  • Todo | プロジェクト
  • BBS | プロジェクト
  • を見て、Laravel アプリケーションを作ってください。

    そして、

  • アプリケーションをサーバーにデプロイする
  • を見て、アプリケーションを Lightsail サーバーにデプロイして、楽しんでください。

    なお、 Lightsail には npm をインストールできません。nmp を利用した、Laravel のデフォルトページに認証機能をつけたり、その認証機能を日本語に変更する方法は使えません。



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    Posted: Aug. 01, 2025
    Update: Aug. 01, 2025

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